BOAT PAINTボートの塗装

過酷な環境下で違いの出る独自の塗装技術

通常、ボートの塗装は薄い色ほど長持ちし、濃い色ほど早く色落ちしますが、ボートの保管は劣悪な環境下が多く、塩害、雨風、直射日光等、劣化の原因は様々です。特に真夏の炎天下、塩水をスプレーかぶりした船体の水滴は瞬時に塩へと変貌します。
塗装グレードによりコストも様々ですが、まず自動車塗装と同じ工程では過酷な海の環境に耐えられず、塗膜寿命の進みが急速となります。弊社ではボート塗装独自の塗装スキルを画一する事に日々努力しています。

1ヒアリング(色・塗装グレード決め)

お見積もりに際しまして、塗膜グレードにより金額が異なりますが、弊社では自動車塗装と同じウレタン塗装を施工しています。近年、大手ボートビルダーでもゲルコートよりウレタン塗料への変更が増えてまいりました。これは容易に補修しやすく以前の様に色落ちや剥げにくい強固な塗料に変貌した事が要因です。
まず自動車塗装の工程を標準塗装と位置付け、そこから更に船の保管場所やメンテナンス回数に応じてお客様よりヒアリングを行い、より良いボートに適合した塗装をご提案させて頂きます。

2足付け作業・下地処理・下地塗装

施工段階に入りますと、まず最初に足付け作業を行います。これは色の付着をよくするために元の塗膜に傷を入れる作業です。
その後に下地処理を行いますがこれも大切な作業工程で、パテでキズや凹みを埋めていきます。船でよくあるのは、ラインを剥がしたりステッカーを剥がしたりした跡が塗装やせして凸凹になっている状態です。これをパテ処理せず塗装すると、クッキリと古いラインやロゴが浮き出る結果になってしまいます。

3塗装・磨き工程

塗装工程は色の吹付とクリアの吹付、この2工程となります。
船にとって一番肝心とも言えますのはクリアの吹付でしょう。何より塩害・直射日光・風雨、全てのものから塗装を守ってくれるのがクリアです。
クリアの塗装回数、やクリアの磨き込みともに保管場所や使用状況においてヒアリングが最も活かされる箇所となります。

ボート塗装施工事例